今回は計算問題。
帯域を10kHzに制限された60dB/Hzの白色雑音の音圧レベルを求めるときは、
イメージとして縦軸が60dB/Hz、
横軸が10kHzのスペクトルを思い浮かべよう。
この部分の面積を求めたいのだが、
単位が違うのでただ単に掛けてはいけない。
音の強さを10kHz倍、つまり10000Hz倍するということは、
音の強さのレベルの公式の、
dBSIL=10log(I/I0)
のI/I0、つまり音の強さの比に10000を代入すれば良い。
計算すると、
dBSIL=40dBと求められる。
制限dBSIL値は元の値と足し算して、
60+40=100dBSIL
最後に音の強さのレベルから音圧レベルに直して、
100dBSIL=100dBSPL
と求められる。
音圧レベルを聞かれているが、
音の強さのレベルの公式を使うことに注意しよう。
キロ、ヘクト、ミリ、マイクロなどの補助単位がわからない場合は、
単位と補助単位の説明を復習しよう。