ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎127 過去問⑯

過去問⑯

今回は単位が誤っている選択肢を探す問題。

単位は理系科目では超重要事項。

計算結果に単位を書かないと減点やバツになるくらいだ。

 

例えば、

長さは L(リットル)では測らないし、

体積は g(グラム)で量らないし、

重さは m(メートル)で量らない。

というように殆どの数値には単位が付く。

 

ヒント:

①ピッチ:ヒトの聴覚が感じる音の高低を示す心理量

 周波数は音の高低に対応する物理的な指標であり、

 ピッチはそのような音の高低に対する心理的な指標である。

②音圧:大気圧からの圧力の差

 音圧は音量(ボリューム)とは違う。

ラウドネス:ヒトが感じる音の大きさ

 音圧レベル40dB・周波数1kHzの純音をヒトが聴いた際に感じる音の大きさが基準。

④音圧レベル:音源によって生じる空気の圧力変動の強さをレベル表示した量

 音圧の大きさを、基準値との比の常用対数によって表現した量である。

ラウドネスレベル:音の聴覚的な強さのレベル

 ある音について、正常な聴力をもつ人がその音と同じ大きさであると判断した

 自由進行波の1000Hz の純音の音圧レベルに等しい値。

 

単位はネットや参考書で調べよう。

 

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