ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎196 中間テスト32

 

中間テスト32

『音(圧)は大気圧に対する変化分であり、

 音圧範囲は大気圧に対して極めて小さな変化分になる』

この記述は◯か✕か。

 

ヒント:

この文章は言い回しが難しいのでわかり易い表現に直そう。

『音は大気圧からの気圧の変化であり、

 音圧の範囲は大気圧に比べるととても小さい』

 

前回の投稿で大気圧について書いた。

大気圧は約1013hPaである。

それに対して人間が知覚する音圧の範囲は、

20μPa~20Paである。

つまり、最大でも20Paまでしか聞き取ることができない。

これは、大気圧の1013hPa=101300Paに比べると、

かなり小さい変化だということがわかる。

 

また、音は大気圧からの空気の圧力変化を

人間が感じ取ったものである。

 

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