ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

音響学の基礎221 中間テスト57

中間テスト57 『400Hz60dB ILの純音と1000Hz60dB ILの純音から成る 複合音の音圧レベルは66dB SPLである』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 周波数は複合音の音圧レベルや音の強さのレベルには関係ない。 そして、複合音は音のエネルギーの問題なので、 計算式…

音響学の基礎220 中間テスト56

中間テスト56 『60dB ILは20mPaである』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 音の強さのレベルから音圧を求める問題。 音の強さのレベルから音圧レベルに変換し、 音圧レベルから音圧を求める。 音圧レベルは下記の公式で求められる。 dB SPL=20log(P/P0) P:音圧[…

音響学の基礎219 中間テスト55

中間テスト55 『音圧実効値を2倍にすると音の強さのレベルは約3dB増える』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 音圧実効値を2倍にしたときの音圧レベルが何dB増加するかを求めて、 音圧レベルを音の強さのレベルに変換すれば良い。 仮に音圧がA[Pa]のときの音圧レ…

音響学の基礎218 中間テスト54

中間テスト54 『40dB ILは40dB SPLである』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 音圧レベルはdB SPL、 音の強さのレベルはdB ILで表される。 音圧レベルと音の強さのレベルの値は一致する。 つまり、40dB ILは40dB SPLである。 補足: 細かい計算を書いても誰も読…

音響学の基礎217 中間テスト53

中間テスト53 『音圧実効値0.1Paの音の強さのレベルは74dB ILである』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 音圧が0.1Paの音圧レベルを求めて音の強さに変換すれば良い。 音圧の基準値は20μPaなので、 0.1Paを105μPaにする。 dB SPL= = = = = =20×3.7 =74 音圧レベ…

音響学の基礎216 中間テスト52

中間テスト52 『音の強さを4倍にすると音圧レベルは約6dB増える』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 音の強さと音圧は下記の関係式で表される。 I:音の強さ[W/m2] P:音圧[Pa] ρ:空気の密度(1.2[kg/m3]) c:音速(340[m/s]) ρ(ロー)とcは定数なので、 IはPの…

音響学の基礎215 中間テスト51

中間テスト51 『音圧レベルと音の強さのレベルとの値は一致する』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 音圧レベルはdB SPL、 音の強さのレベルはdB ILで表される。 音圧レベルと音の強さのレベルの値は一致する。 補足: 細かい計算を書いても誰も読まなさそうなの…

音響学の基礎214 中間テスト50

中間テスト50 『音の強さのレベルは周波数に依存しない』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 周波数は文字fで表される。 音の強さのレベルの公式を書いたときにfが出てくるだろうか? fが公式に出てこなければ、周波数に依存しないことになる。 音の強さの公式 dB…

音響学の基礎213 中間テスト49

中間テスト49 『音の強さのレベルが70dB ILのとき、 そのレベルを20dB下げると音の強さは1/100になる』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 音の強さのレベルは下記の公式で求められる。 dB IL=10log(I/I0) I:音の強さ[W/m2] I0:音の強さの基準値(10-12[W/m2])…

音響学の基礎212 中間テスト48

中間テスト48 『音の強さが1/2になると、音の強さのレベルは3dB減少する』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 音の強さのレベルは以下の公式で計算することができる。 dB IL=10log(I/I0) I:音の強さ[W/m2] I0:音の強さの基準値(10-12[W/m2]) 仮に音の強さがA[…

音響学の基礎211 中間テスト47

中間テスト47 『音の強さが10-6[W/m2]のとき、音の強さのレベルは60dB SPLである』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 音の強さのレベルは以下の公式で計算することができる。 dB IL=10log(I/I0) I:音の強さ[W/m2] I0:音の強さの基準値(10-12[W/m2]) 公式のI…

音響学の基礎210 中間テスト46

中間テスト46 『音の強さのレベルは10-12[W/m2]を基準としている』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 音の強さのレベルを求める公式は、 dB IL=10log(I/I0) で表される。 ここで、 I:音の強さ[W/m2] I0:音の強さの基準値(10-12[W/m2]) つまり、音の強さのレ…

音響学の基礎209 中間テスト45

中間テスト45 『4mPaを音圧レベルに変換すると46dBになる』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 20μPa、200μPa、2mPa、20mPa、200mPa、2Pa、20Paが、 0dB SPL、20dB SPL、40dB SPL、60dB SPL、80dB SPL、100dB SPL、120dB SPL、 にそれぞれ対応している。 これらは…

音響学の基礎208 中間テスト44

中間テスト44 『音圧レベルが60dB SPLのとき、 音圧を10倍にすると音圧レベルは600dB SPLになる』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 音圧レベルと音圧は直接計算することができない。 これが仮に、音圧レベルが6dB SPLの 音圧レベルが10倍なら60dB SPLになる。 …

音響学の基礎207 中間テスト43

中間テスト43 『音圧が2倍になると音圧レベルは6dB増加する』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 仮に音圧がA[Pa]のときの音圧レベルをB[dB SPL]とする。 dB SPL=20log(P/P0) B=20log(A/P0) となるとする。 音圧が2倍になると2A[Pa]になるので、 Aのところに2Aを…

音響学の基礎206 中間テスト42

中間テスト42 『音圧が2×10-2Paのとき、音圧レベルは60dB SPLである』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 音圧レベルが60dB SPLのときの音圧は頻出問題。 対応関係で覚えよう。 20Pa⇔120dB SPL 2Pa⇔100dB SPL 200mPa⇔80dB SPL 20mPa⇔60dB SPL 2mPa⇔40dB SPL 200μP…

音響学の基礎205 中間テスト41

中間テスト41 『1000Hz、1Paの純音の音圧レベルは94dB SPLである』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 音圧レベルの計算に周波数は関係ない。 1Paの純音の音圧レベルを計算しよう。 dB SPL=20log(P/P0) の公式に、 P=1[Pa] P0=2×10-5[Pa] を代入して計算すると求…

音響学の基礎204 中間テスト40

中間テスト40 『{(音圧)/(音圧の基準値)}2と{(音の強さ)/(音の強さの基準値)}とは等しい』 この記述は◯か✕か。 ヒント: dB SPL=dB ILを思い出そう。 dB SPL=20log(P/P0) =10×2×(P/P0) =10log(P/P0)2 dB IL=10log(I/I0) どちらも10log( )の形が同じなので、 …

音響学の基礎203 中間テスト39

中間テスト39 『音圧レベルは20mPaを基準にしている』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 音圧レベルの基準値は、 dB SPL=20log(P/P0) のP0の値である。 P0:2×[Pa] なので、これを単位をわかりやすく変えると、 20μPaになる。 マイクロはを表す接頭語であり、 ミ…

音響学の基礎202 中間テスト38

中間テスト38 『デシベルとはベルの値を10倍した値であり、 音の強さのレベル、または音圧レベルを表す単位は それぞれdB IL、dB SPLである』 この記述は◯か✕か。 ヒント: デシベルのデシは1/10を表す接頭語で デシリットルのデシと同じである。 1L=10dL 1B…

音響学の基礎201 中間テスト37

中間テスト37 『音圧の実効値は、基準値に対する比を10のべき乗で表し、 そのべき数の2倍(ベル)で表す』 この記述は◯か✕か。 ヒント: 投稿200と同様に考えよう。 音圧レベル(dB SPL)は、次の式で計算する。 dB SPL=20log(P/P0) P0:音圧の基準値 (=2×[Pa]) …