ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎208 中間テスト44

中間テスト44

『音圧レベルが60dB SPLのとき、

 音圧を10倍にすると音圧レベルは600dB SPLになる』

この記述は◯か✕か。

 

ヒント:

音圧レベルと音圧は直接計算することができない。

これが仮に、音圧レベルが6dB SPLの

音圧レベルが10倍なら60dB SPLになる。

しかし、問題文では音圧が10倍になっている。

ということで、一度音圧を計算しよう。

音圧レベルが60dB SPLのときの音圧は20mPaである。

音圧が20mPaの10倍なので、200mPaになる。

あとはdB SPLを再度計算をすれば、音圧レベルが求められる。

200mPaのときの音圧は80dB SPLになる。

 

補足:

600dB SPLは人間が近くできない音圧レベルである。

120dB SPLを超えると耳に損傷を与える音になる。

 

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