ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎137 過去問㉖

過去問㉖

今回は計算問題。

パワースペクトルが平坦な帯域が制限された雑音はバンドノイズだ。

あるバンドノイズの帯域を半分にすると、

音圧レベルはどう変化するか聞かれている。

 

音圧レベルの変化を聞かれているが、

問題で音圧は与えられていない。

このような場合は音の強さのレベルを求める公式を使う。

 

音の強さ、エネルギー、音響出力、W[ワット]、[W/m^{2}

音響出力レベル、音の強さのレベル、などの単語が出てきたら、

音の強さのレベルの公式を使うと覚えておこう。

dBSIL=10log(I/I0)

 

問題では帯域幅が半分になるので周波数は1/2になる。

そのときの面積を求めるので、

音の強さの比を1/2になったとして計算する。

つまり(I/I0)に1/2を代入して計算すれば求められる。

 

最後は音の強さのレベルは音圧レベルに等しくなるので、

求めた音の強さのレベルの値が解答になる。

 

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