ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎89 デシベル計算⑩

デシベル計算⑩

今回は前回の続き。

音の強さから音の強さを求める問題。

 

計算していくとデシベル値が一定の法則で増加するから、

「次は○○dBだろう」

と想像が付くかもしれない。それが数学的な勘。

身に付いたら便利なものだ。

ただ、次がわかったからと計算を飛ばしてはいけない。

解答がわかっていても計算はしよう。

計算が苦手、ケアレスミスをする人ほど注意が必要だ。

 

ヒント5:

120 dBSILより大きい値になるが間違いではない。

120 dBSIL=120 dBSPLで飛行機のエンジン音くらいの大音量だが、

それより大きい音も存在する。

もちろん、耳には良くない。

耳に損傷を与えるレベルだ。

しかし、実際は130 dB以上で演奏する楽曲があるようだ。

残念ながら公開中止になったようだが、

演奏者は耳栓をして楽器を演奏するらしい。

...ということを生徒から聞いた。

 

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