ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎86 音の強さとデシベル

音の強さと音の強さのレベル

前回まで計算してきたのはdBSPL、即ち音圧レベルだ。

今回からdBSIL(dBIL)の音の強さのレベルを計算する。

 

音圧レベルは、与えられた音圧からデシベルを計算した。

音の強さのレベルは、音の強さのレベルからデシベルを計算する。

手順は同じだが公式と基準値が違うので注意しよう。

 

dBSIL=10log(I/I0)

音の強さのレベルを求めるときは、10log(音の強さの比)の公式を使う。

音圧レベルの20log(音圧比)と間違えないように。

 

音の強さの基準値I0は1 pW/m^{2} (1 ピコワット毎平方メートル)になる。

ただし、計算するときは10^{-12}を用いたほうがわかりやすい。

 

上図の説明を簡単にすると、

音の強さは球の中心から放射状に出ている矢印が何本か求めるということ。

中心から離れれば同じ面積に含まれている矢印は少なくなる。

わからなければ今は飛ばしても良い。

今回は公式を覚えること。

 

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