ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎84 デシベル計算⑧

デシベル計算⑧

今回は3問だけ。楽勝?そんなまさか。

私がそんなに簡単な問題を出すと思う?

この問題を余裕で解けたら理想的だけどそんな人は稀だろう。

この3問は音響学で良く出題される値だから必ず解けるようになりたい。

 

別にテストの山を張る訳ではないが、

頻出分野のように良く出される値がある。

音響学のテストの研究をすると割と顕著だ。

その一部がこの値なので解けた方が良いに決まっている。

 

解法は何パターンかある。

私はいつも通りの解法で解く方が間違いが少ないと思う。

音圧の基準値(20 μPa)で割って音圧比を計算してから公式に代入する方法だ。

 

問題1の別解を少し解説すると、

2 mPaの音圧レベルが40 dBだから、8 mPaはその2×2倍だと考える。

音圧が2倍になると音圧レベルは6増加するので、

40+6+6=52 dB

どう?複雑でしょう?

 

この解法の難点は、

①ある程度の音圧と音圧レベルを暗記していないとできない。

②音圧レベルと音の大きさのレベルで計算が違う。

③解法が複雑でわかりにくい。

 

楽をしないで今まで通り基本に忠実に解こう。

途中式の省略は禁止だ。

 

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