ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎72 ピンクノイズのスペクトル

ピンクノイズのスペクトル

ピンクノイズの波形だけを見ると、

前回のホワイトノイズと区別しにくい。

そこで、スペクトルを見てみる。

 

ホワイトノイズは横一直線だったが、

ピンクノイズは反比例のグラフになる。

縦軸がdB、横軸が周波数の対数(対数軸)になると、

右下がりの直線になるが、これは覚えなくて良い。

 

ピンクノイズの効果
周波数に反比例するピンクノイズですが、この反比例は「1/fゆらぎ」(エフぶんのいちゆらぎ)と言います。1/fゆらぎは日常や自然界にも存在するゆらぎで、具体的には鼓動の間隔、小川のせせらぎ、ろうそくの炎の揺れ方、スカートの揺れなどがあります。
人間の身体も1/fゆらぎを有しているため、共鳴して精神が安定しリラックス効果があると考えられています。

https://www.audio-technica.co.jp/always-listening/articles/pink-noise/

 

前回の投稿に1/fノイズと書かれているのはこのことである。

 

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