今回から少しわかりにくいかもしれない。
まず、波形に注目すると周期がない。
次に、スペクトルに注目すると横線が一本だけ。
あらゆる周波数の音を等しい量含んでいるので、
周期音にならないのだ。つまり非周期音になる。
あらゆる周波数の音を含んでいるというのは、
例えば、100 Hz、101 Hz、102 Hz、…、
のようにどれも同じ大きさを重ねているような音だ。
これらの周波数を等しく持つ音を重ねると上の波形のようになる。
全ての周波数が同じ大きさを持っているので、
スペクトルは横軸の値によらず一定値を取る。
だから連続スペクトルになるのだ。
広い周波数帯を持つノイズを広域帯ノイズという。
バイオレットノイズ、ブルーノイズ、ホワイトノイズ、
ピンクノイズ、レッドノイズなど、音だけど色に見立ててこう呼ばれる。
音響学ではホワイトノイズとピンクノイズは必ず覚えておこう。