『音圧の実効値、周期、初期位相を音の3要素という』
この記述は◯か✕か。
ヒント:
音の3要素は「音の高さ」「音の大きさ」「音色」である。
ネットや参考書を見てもこう書かれているはずだ。
では、上の記述は何なのだろうか。
私は音圧の3要素なのではないだろうかと思う。
音圧の3要素は、
最大振幅:A[Pa]
周波数:f[Hz]
初期位相:θ0[rad]
である。
補足:
このうち周波数fは周期Tから計算できるので、
周期:T[s]
が周波数の代わりに用いられても問題ない。
角周波数:ω[rad/s]
も周波数に関係する値なので、
周波数の代わりに角周波数で書かれるかもしれない。
『音圧は数学的に、P=A×sin(ωt+θ0)と表す』
このとき音圧Pを求めるためには、
時間tの他に何が必要か、という問題だと考えると良い。
解答は、
最大振幅A、角周波数ω、初期位相θ0だ。
角周波数は周波数からでも計算できるということ。
音圧の実効値はPなのでこれは3要素に含まれない。