ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎176 中間テスト12

中間テスト12

『音圧は数学的に、P=A×sin(ωt+θ0)と表す』

『(ωt+θ0)を位相、または位相角という』

これらの記述は◯か✕か。

 

上の文章は前回解説したので、

今回は下の文章を考えよう。

 

角周波数ωの単位はラジアン毎秒。

つまり、1秒間にどのくらいの角度を回転するか表す。

ωに時間tを掛けるとt秒間に回転した角度がわかる。

ωt、つまりω×t=θで回転角が表される。

ここで、θは一般的に角度を表す変数である。

 

θ0は初期位相、つまり最初の角度を意味するので、

ωt+θ0で最初の角からさらに回転した角度が求められる。

 

位相(位相角)というのは角度と似た表現である。

角度:角の大きさを表す量。

位相:周期的な運動をするものが一周期の内のどのタイミングにいるかを示す量。

 

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