ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎175 中間テスト11

中間テスト11

『音圧は数学的に、P=A×sin(ωt+θ0)と表す』

この記述は◯か✕か。

 

ヒント:

P=A×sin(ωt+θ0)

これを数学的に説明すると非常に面倒なので形だけ覚えてほしい。

×を省略した、

P=Asin(ωt+θ0)という表記もある。

P[Pa]:音圧はPで表し、単位はパスカル

A[Pa]:最大振幅はAで表し、単位はパスカル

    振幅と表現することもある。

sin:サイン波のサイン。

   sinの後の数字を-1以上1以下にする関数。

ω[rad/s]:角周波数のオメガ。単位はラジアン毎秒。

t[s]:時間。単位は秒。

θ0[rad]:初期位相。シータゼロという。単位はラジアン

 

上式の()の中から見ていくと、

ωt、つまりω×t=θで回転角が表される。

θ0は初期位相、つまり最初の角度を意味するので、

ωt+θ0で最初の角からさらに回転した角度が求められる。

sin(ωt+θ0)、サインで挟むと、

その角度に対応した-1以上1以下の値が1個定まる。

A×sin(ωt+θ0)、最後にAを掛けると、

-A以上A以下の値が計算でき、

その値が音圧Pに相当する。

 

cafetalk.com