ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎131 過去問⑳

過去問⑳

今回は音圧と音圧レベルに関する記述で誤っている組み合わせを探す問題。

ヒントは文章で書こう。

 

音圧から音圧レベルを求める式はdBSPLの公式で求められる。

dBSPL=20log(P/P0)

Pは問題で与えられる音圧であり、

P0は音圧の基準値である。

音圧の基準値は20μPaの一定値である。

音圧がPのときの音圧レベルを計算するには代入して計算すれば良い。

 

20μPaのとき0dBとなり、人間の可聴限界になる。

音圧が2倍になると6dB上昇し、

音圧が10倍になると20dB上昇する。

その逆も同様で、

音圧が1/2になると6dB減少し、

音圧が1/10になると20dB減少する。

 

数値が与えられたときは音圧の単位に注意しながら、

Pに代入する。

例えば、2× 10^{-3} Paを代入すると音圧レベルは計算で求められる。

音圧レベルが0dB、60dB、120dBのときの音圧はよく聞かれるので、

覚えておくと毎回計算しなくていいので便利だ。

 

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