ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎194 中間テスト30

中間テスト30

『クリック音は正弦波(純音)成分に分解できる』

この記述は◯か✕か。

 

ヒント:

クリック音とはインパルスのことである。

パルス波のパルス幅を狭くしていき、

幅が0になったものをインパルスという。

インパルスでは、音圧が変化する瞬間だけ聴こえる。

このように瞬間的に発生するノイズ様の音をクリック音という。

 

インパルスは連続波ではない。

そのため、インパルスに含まれる周波数成分には突出した成分がなく、

すべての周波数が均等に含まれる。

つまり全ての周波数成分を持つ正弦波に分解できる。

正弦波は音でいう純音のことである。

 

補足:

あらゆる周波数成分を持つので、

音のスペクトルは連続スペクトルになる。

 

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