ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎145 過去問㉞

過去問㉞

今回は音響管内の音波の伝播で誤っている選択肢を探す問題。

 

1. 逆位相の音波が干渉すると消滅することがある。

 山と谷がぶつかると干渉して見かけ上波が消える。

 この原理はノイズキャンセリングイヤホンなどに利用されている。

2. 共鳴すると振幅が大きくなる。

 音波の場合、振幅の単位は音圧(Pa)。

 音圧が大きくなるということは音圧レベルも大きくなる。

3. 閉端でも開放端でも媒質の性質が異なる境界で波は反射する。

4. 両端開放の音響管は開管モデル。

 整数倍の倍音が生成する。

 奇数倍音も偶数倍音も生じる。

5. 閉端ー開放端音響管は閉管モデル。

 閉管では自然数の奇数倍の周波数で共鳴する。

 

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