ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎㊼ 閉管の5倍振動

閉管の5倍振動

前回の投稿㊻で詳しく説明したように、閉管に偶数倍振動はない。

基本振動の1/4波長が5個あるから5倍振動になる。

 

厳密には開管と閉管には開口端補正といって、

定常波の腹が気柱より長くなることも考慮するが、

音響学ではそこまで踏み込んだ計算は必要ない。

 

波長の長さは閉管の4/5になるから3倍振動よりわかりやすいかもしれない。

次回はいつものように表にまとめてn倍振動のときの周波数を推測しよう。