『400Hzの純音よりも、500Hzの純音の方が高いピッチ感覚を生起する』
この記述は◯か✕か。
ピッチ感覚:
実際に周波数は物理的に正しい設定であるにも関わらず、
音量の変化によって音が高く、あるいは低く聞こえる現象。
ヒント:
ピッチ≒音の高さ、と考えるとわかりやすい。
すると、この文章は、
『高周波数の音は高い音に聞こえる』
と解釈できる。
周波数は1秒間に波が振動する回数だから、
周波数が高いほど1つの波が狭くなる。
逆に、周波数が低いほど1つの波は広くなる。
補足:
ピッチは周波数と関連が深く、同一視されることも多い。
周波数は音の高低に対応する物理的な指標であり、
ピッチはそのような音の高低に対する心理的な指標である。
前者は音響音声学的な指標、後者は聴覚音声学的な指標といってもよい。
厳密に言うと違うという話。