弦の基本振動、2倍振動、3倍振動について解説してきた。
では、n倍振動のときの波長λnと周波数fnはどうなるか推測しよう。
方法は簡単。
上のような表を作ってまとめるだけ。
じっと見ていると規則性に気付かない?
4倍振動、5倍振動、…と続いて、
n倍振動のときの波長と周波数を求めることができるのだ。
今まで3回かけて文字式をこねくり回したのは、
n倍振動を求めることで、
音速と弦の長さがわかっているとき、
波長と周波数がすぐわかるようにするためなのだ。
基本振動ならn=1を代入すると、
2倍振動ならn=2を代入すると、
直ぐに計算できる。
これで気付かない人のために追い打ちのヒント。
基本振動のとき、
λ1=2L=2L/1
f1=c/2L=1c/2L
見えないけど1が省略されているよ。