ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎㉗ 純音と複合音のグラフ

純音と複合音のグラフ

㉗純音と複合音のグラフは、㉖純音と複合音とセットで見て欲しい。

純音は周波数成分が1つしかなかった。

周波数が1つということは、一定の間隔で振動するということ。

それに対して複合音は右図のようにゴチャゴチャしている。

言い換えれば周波数成分をたくさん持つのだ。

 

信号1、信号2、信号3は音だと思ってくれれば良い。

信号2を基準にすると、

信号1は、振幅が大きいので音が大きく、

波長が長い、つまり周波数が低いので低い音になる。

信号3は、振幅が小さいので音が小さく、

波長が短い、つまり周波数が高いので高い音になる。

 

グラフを見るときは縦軸の目盛りが一致しているかも確認しよう。

このように純音のグラフを合成していくと、

Nのような三角波や¯Lのような方形波も合成することができる。

詳しくはフーリエ変換のときに説明しよう。

 

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