『気温が0℃の時の音速は331.5[m/s]であり、
気温が1℃上昇すると音速は0.61[m/s]早くなる』
『気温が20℃の時の音速はおよそ340[m/s]である』
この記述は◯か✕か。
ヒント:
空気中の音速c[m/s]は、
気温t[℃]を用いて、
c=331.5+0.6t
と表すことができる。
0.6tは0.6×tのことだ。
これはどうしてそうなるかより公式として覚えたほうが早い。
この問題では1℃あたりの音速の早さの増加率を0.61[m/s]と書いてあるが、
一般的に用いられる0.6[m/s]をより厳密に記したものである。
公式にt=20を代入して計算しよう。
計算するときは小数点に注意すること。
補足:
空気中の音速を理論的に導出しようとすると、
ポアソンの関係式、微分、気体の状態方程式の知識が必要になる。
理系の大学生が学ぶ内容なので導出する必要はない。
公式を覚えて計算できるようになろう。