今回は声道の共鳴周波数について正しい記述を選ぶ問題。
復習範囲は投稿53。
第1共鳴周波数は第1フォルマントであり、基本振動の周波数f1になる。
第2共鳴周波数は第2フォルマントであり、3倍振動の周波数f3になる。
声門が閉じ唇が開いているときの声道は閉管で近似できる。
閉管の周波数の公式は、
fn=nc/4L (nは自然数の奇数)
になるので、
共鳴周波数は基本振動の周波数の奇数倍になる。
それでは計算していこう。
まずは、長さがcmで与えられているのでmに変換する。
17cm=0.17m
気温15℃で音速が340m/sのとき、
fn=nc/4L より、
f1=1×340/4×0.17=500Hz
f3=3×f1=3×500=1500Hz
さらにヒント。
1kHz=1000Hz
キロはを表す接頭語なので基準単位のHzに変換するには、
倍、つまり1000倍すれば良い。
忘れた人は単位と補助単位の説明に戻ろう。