閉管の共鳴の応用問題はこれで最後だ。頑張ろう。
今回は波長の長さを聞かれている。
閉管のn倍振動の波長の式を覚えていない?
でも大丈夫。覚える必要は全くないのだ。
思い出して欲しい。
音速と周波数が与えられて波長を聞かれている。
はて、どこかで見たことないかい?
実は、λ=c/f で求められるのだ。
声道の17.5 cmは必要ない値。
閉管だからと今までのように計算しようとすると間違うのだ。
見事な引っ掛け問題だ。
もし無理やり解こうとすれば、
閉管のn倍振動の周波数の式からnを求め、
求めたnをn倍振動の波長の式に代入しても求められる。
結果として同じ値にはなるが、
n=1.4 になるためどこかおかしい。
そう、nは自然数の奇数だった。
だから、この場合は λ=c/f で求めるのが最短なのだ。