ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎160 計算練習①

計算練習①

前回までが音響学の国家試験過去問のヒント。

今回からは数学分野に戻って計算練習をしよう。

難易度は一気に低くなるので、肩の力を抜いて挑戦しよう。

 

計算するときは必ず自分の手で紙と鉛筆で解くこと。

頭の中で計算して間違うより、手を動かして確実に解けるようになって欲しい。

今回は練習なので『単位と補助単位の表』を見ても良い。

見ないとわからない人が多いだろう。

表を見ないで解けるようになるまでやり込むのが理想的だ。

 

理系科目では有効数字を表すルールが厳しいが、

音響学ではある程度の理解ができれば充分だ。

一般的にAの値は1≦A<10なので、

厳密に表記するなら20Paは2.0×10Paにしなければいけない。

しかし、私はそこまでは求めない。

20Paと表記しても◯にする。

 

Aをなるべく整数にすると見やすいので、

20μPa=20× 10^{-6}Paにすれば良い。

上の問題は音響学でよく出てくる数値から選んだ。

7.5cm=7.5× 10^{-2}というように、

まずは補助単位の指数表記に慣れよう。

 

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