前回までが音響学の国家試験過去問のヒント。
今回からは数学分野に戻って計算練習をしよう。
難易度は一気に低くなるので、肩の力を抜いて挑戦しよう。
計算するときは必ず自分の手で紙と鉛筆で解くこと。
頭の中で計算して間違うより、手を動かして確実に解けるようになって欲しい。
今回は練習なので『単位と補助単位の表』を見ても良い。
見ないとわからない人が多いだろう。
表を見ないで解けるようになるまでやり込むのが理想的だ。
理系科目では有効数字を表すルールが厳しいが、
音響学ではある程度の理解ができれば充分だ。
一般的にAの値は1≦A<10なので、
厳密に表記するなら20Paは2.0×10Paにしなければいけない。
しかし、私はそこまでは求めない。
20Paと表記しても◯にする。
Aをなるべく整数にすると見やすいので、
上の問題は音響学でよく出てくる数値から選んだ。
7.5cm=7.5×というように、
まずは補助単位の指数表記に慣れよう。