ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎95 音圧計算④

音圧計算④

前回に引き続き、今回も計算練習。

計算する余白が多い方が良いだろうということで、問題数は少なめ。

投稿85のように表で覚えると楽だ。

 

ただし、ここは計算練習回なので覚えた数値は最後の確認に使うこと。

早押し問題ではないから、

「60 dBは~Paだ」

と即答したところで意味はない。

必ず自分の手を動かして計算すること。

 

投稿85の表なんて覚えられない!」

という人向けのヒント。

全部覚える必要は全くない。

音圧レベルが、0 dB、60 dB、120dBだけ覚えれば良い。

後は計算で求められるからだ。

私は無駄な暗記を勧めない。

音響学よりも暗記が必要な科目があるだろう。

 

「それでも無理!」という人。

「甘ったれるな!」

と本当は言いたいが、特別にヒントを出そう。

人間の可聴音圧は、20 μPa~20 Pa

人間の可聴音圧レベルは、0 dB~120 dB。

どちらも小さい値が左、大きい値が右なので、

20 μPaのとき0 dB、20 Paのとき120 dBだ。

 

また、よく出てくる値として下の数値も覚えておきたい。

20 μPa=20×10^{-6} Pa=2×10^{-5} Pa

これを何度も繰り返し音読して覚えよう。

音読が嫌なら投稿85の表を埋めて机に貼って覚えても良い。

暗記も計算も回数が勝負。

1回読んで理解できなければ、何回も読めば良いだけだ!

 

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