ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎243 中間テスト79

中間テスト79

『声道内で音波が共鳴するとき、第2ホルマントの粒子速度の節は3個所にできる』

この記述は◯か✕か。

 

ヒント:これは前回の類似問題。

閉管の気柱の3倍振動がわかれば解ける。

 

閉管の3倍振動は投稿46に詳しく図が書かれているので、

波形を忘れた人は戻って確認しよう。

 

声門が閉管の底、口唇が閉管の口になる。

3倍振動のときの波の形を見ると、

声門から口唇まで、

節・腹・節・腹という順になる。

 

波の節=粒子速度の節=音圧の腹

波の腹=粒子速度の腹=音圧の節

なので、

声門から口唇まで、波形や粒子速度が節・腹・節・腹なので、

つまり、粒子速度の節は2個所にできる。

 

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