ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎228 中間テスト64

中間テスト64

『周期的複合音のスペクトルは複数の線スペクトルになる』

この記述は◯か✕か。

 

ヒント:

周期的複合音は周期音の一種である。

周期的複合音と書かれているのは、

周期音は純音も含むためである。

ここでは純音を含めないものとして考える。

純音は1本の線スペクトルになるが、

周期的複合音は複数の線スペクトルになる。

 

周期音は基本音と倍音から構成され、スペクトルを見ると、

周波数がf1、2f1、3f1、…、となる箇所だけ線になる。

離散スペクトルや線スペクトルと言う。

一般的に倍音の次数(fの左の数)が大きくなるほど縦軸が短くなる。

 

基本音の周波数f1は純音と同様に波形のグラフから求められるので、

倍音も計算で求めることができる。

 

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