ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎㊵ 閉管と開管

閉管と開管

さてさて、前回の閉管の共鳴の実験はやってみただろうか?

閉管の長さや形状によって音色が変わるのでいろんなビンで試して欲しい。

 

気柱にできる定常波の波形表示は弦のときと同様に考える。

即ち左図のように振動しているということだ。

何回も言うけど音波は縦波なことに注意しよう。

実際に目に見えて変化するわけではない。

 

そして、気柱には2種類がある。閉管と開管だ。

閉管というのは底があり、開管は底がない。

要は片方が塞がっているか、塞がっていないかだ。

 

気柱が共鳴するとき、

底は定常波の節、口は定常波の腹になる。

これは必ず覚えておこう。

 

説明の都合上、開管の共鳴を先に解説する。

 

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