ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎⑧ 補助単位の計算

補助単位の計算練習

音響学を勉強すると公式が沢山出てくる。

公式は暗記しないといけないので解説はしないけど、

単位換算は必ず出来なければいけない。

 

例えば、周波数の計算は周期の逆数で求められるが、

周波数はHz(ヘルツ)、周期はs(秒)など数値には単位がついている。

理系科目ではこの単位がなければ意味をなさないものが多いのだ。

周波数を計算したくても周期がms(ミリ秒)で与えられていたら、

s(秒)に変換してから公式に代入しないと値がおかしくなる。

 

左側の解説に書いているλ、T、pはそれぞれ、

波長、周期、音圧を表す文字のこと。

「変数だから全部xで良いじゃん!」

と思う人もいるかもしれない。

でも、波長も周期も音圧も文字がxだと混乱するよ。

どれがどれなのかわからなくならないように文字を用いているってだけ。

 

さて、例1を見てみよう。

17 cmは直ぐに0.17 mと計算できるかもしれない。

でも、今までコラムを読んだ方は単位と補助単位の表を思い出して欲しい。

cmのセンチは1/100を表す接頭語だった。

つまり10のマイナス2乗になる。

それを知っていると、17×10^-2(17×10のマイナス2乗)と計算しなくても求められる。

 

では、ミリは?マイクロは?

例2から例5までを同様に解いてみよう。

小数や分数より指数表記で解答して欲しい。

もしもわからなかったら初回コラムの単位と補助単位の表を参考にしよう。

今わからなくても大丈夫。

そのかわり必ず復習して同じ問題で躓かなければOK。

 

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