指数法則がわかったら対数の定義の解説に入ろう。
音響学を学ぶ人はlogの計算で躓くことが多い。
対数公式は覚えるだけだと応用問題に手が出せなくなってしまう。
まずは、落ち着いて基礎から勉強していこう。
数学的に細かい説明はしないけど、
上の図の四角枠の部分がルールだ。
指数を用いて上式のように表せるとき、
対数を用いて下式のようになる。
下式では、pは「aを何乗したらMになるか」を表す。
a、M、p、文字が色々出てくるけどまだ焦らないで。
登場人物のイニシャルみたいなものと考えておけばいい。
どれも変数でxやyみたいなものという認識でOK。
後述するが、音響学ではa=10として計算するからaはほぼ書かない。
だけど、logの後ろに小さい10があることを覚えておくと便利だ。
ここまでが理解できたらさっそく例1を解いてみよう。