対数の定義で少し触れたが、音響学では常用対数を使う。
この言い方だと難しく感じるかもしれないけど実は簡単なことだ。
logの後ろの小さい10を省略するだけ。
つまり、log aMのa=10であり省略されるということ。
log 5=log 105のことで、log 10=log 1010のことだ。
ここでアドバイス。
log 2やlog 3の値は与えられることが多いが、
log 1やlog 10の値は与えられないことが多い。
「これは知ってるよね?」くらいな扱いで書かれていない。
でも、簡単に求めることができる。
ヒントは以前解説した、
pは「aを何乗したらMになるか」を表す、ということ。
log 1というのは「10を何乗すれば1になる?」、
log 10というのは「10を何乗すれば10になる?」というのを聞いているだけ。
log 1とlog 10の値がわかったら例1を解いてみよう。
次回はもう少し難しい内容を解説する予定。