ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎⑤ 常用対数

音響学の対数表示

対数の定義で少し触れたが、音響学では常用対数を使う。

この言い方だと難しく感じるかもしれないけど実は簡単なことだ。

logの後ろの小さい10を省略するだけ。

つまり、log aMのa=10であり省略されるということ。

log 5=log 105のことで、log 10=log 1010のことだ。

 

ここでアドバイス

log 2やlog 3の値は与えられることが多いが、

log 1やlog 10の値は与えられないことが多い。

「これは知ってるよね?」くらいな扱いで書かれていない。

 

でも、簡単に求めることができる。

ヒントは以前解説した、

pは「aを何乗したらMになるか」を表す、ということ。

log 1というのは「10を何乗すれば1になる?」、

log 10というのは「10を何乗すれば10になる?」というのを聞いているだけ。

 

log 1とlog 10の値がわかったら例1を解いてみよう。

次回はもう少し難しい内容を解説する予定。

 

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