水槽に水滴を落としたとき、同心円状に波が伝わるのはイメージしやすい。
波の後半の回折や屈折がイメージしにくいだろう。
回折や屈折を説明するためにホイヘンスの原理が使われる。
ホイヘンスの原理というのは、
素元波という小さな波の重なりによって新しい波面ができるという考え方だ。
左上図の波面ABの黒い点からそれぞれ小さな球面波が発生している。
次の瞬間には素元波の干渉によって新しい波面A'B'ができるのだ。
黒い点はあくまでもイメージであって、
どの点で発生しているというものではない。
平面波も球面波も同様に考えることができる。
矢印下のvtというのは気にしなくても大丈夫。
次の瞬間、くらいに考えておこう。