ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎276 期末テスト20

期末テスト20

『音圧レベルと音の強さのレベルについて正しいのはどれか』

 

ヒント:

1. 音圧レベルは20 mPaを基準にしている。:✕

 →20μPaを基準にしている。

2. 音の強さのレベルは音圧に比例する。:✕

 →音の強さのレベルは音圧の2乗に比例する。

3. 音圧レベルと音の強さのレベルとの値は一致する。:◯

 →音圧レベル(dB SPL)と音の強さのレベル(dB IL)は等しい。

4. 音圧(の実効値)を2倍にすると音の強さのレベルは約3 dB増える。:✕

 →音圧の実効値を2倍にすると音圧レベルは6dB増える。

  音圧レベルは音の強さのレベルと等しいので、

  音の強さのレベルは6dB増える。

5. 音の強さを2倍にすると音圧レベルは約6 dB増える。:✕

 →音の強さを2倍にすると音の強さのレベルは3dB増える。

  音の強さのレベルは音圧レベルと等しいので、

  音圧レベルは3dB増える。

 

補足:

20mPaは20μPaの1000倍である。